誰がトラやねん

せっぱ詰まった気持ちと、必死さと、両方が運良く阪神に良い方向に働いた勝ちゲーム。いつもよりも中身がいっぱい詰まった一勝。

今シーズンはチームを引っ張る役割になっていた福原。でも今日は乱調福原を中継ぎ陣がみんなで援護。みんなちょっとずつ、いいところを出し合って、粘っこい中日打線を打たせて取っていく。なかでもいちばんピンチな場面で出てきた吉野。ビバ吉野（笑）！

毎回じゃないけれど、ほんとうの「ココ」ってところでは必ずやってくれる桧山がタイムリー。この場面ではまだビハインドだったけど、このタイムリーをきっかけになんとなく追い風が吹いてきたような気がしたよ。

金本が歩いた後に登場してきた濱ちゃん。ホームランなんてずいぶんご無沙汰。なんだかいつもと違う、トホホな濱ちゃんではないよ（失礼！）。あとでＶＴＲ見たら、めちゃめちゃカッコ良い逆転アーチやん。

濱ちゃんのオマケ、と思わせておいて結局決勝点となった鳥谷のホームラン。これがなかったら２日連続引き分けだったかもと思うとゾッとする。意外に鳥谷のホームランっていいところで出る、と思うのは気のせいではないはず。

今日は正直、球にキレがなかった、あとひとりの所で福留にタイムリーを浴びて、１点差に詰め寄られた、でもそんなことはもう気にしちゃいない、存在だけでじゅうぶん、ありがとう球児。

場面は最終回、絶体絶命のピンチでマウンドまで行っちゃった。一言二言話してまたベンチに戻る。あっという間の出来事だったのに各局のスポーツニュースでしっかり放映された岡田監督。オイシイとこ持って行くなぁ。

１９８５年、吉田監督は「みんなで一丸となって」という言葉をよく口にしていた。今日はみんな一丸となってひとつの方向へ向かっていた。とにかく、理屈抜きに、良かったぁ〜。

横浜遠征のために体力温存してたつもりだったのに、テレビの前で、もうヘロヘロ。
ずいぶん使っちゃったよ〜〜。