誰がトラやねん

阪神タイガースを応援してみたり、ライヴに出かけてみたり、競馬を楽しんだりしてみます。
忘年飲み会
師走もばたばたと半分以上過ぎてしまい、何をってこともないが焦りまくりの年末。焦っているのに欠かせないのが忘年会。
大阪梅田、阪急電車の高架下。オヤジの集う「かっぱ横丁」の居酒屋。世間的には立派な中年層の女5人で忘年会。

「このビール飲み終わったら日本酒にしよ〜」
「日本酒になったら『へしこ』頼も〜っと」
「へしこって何?」
「鯖を糠漬けにして焼いてるねん。お酒に合うよ〜」
「ほぉ」
「すみませーん冷酒とへしこください♪」
「ねぇ、へしこって何?」
「だからぁ〜鯖を〜・・・」

「冷酒、なんか味がもの足らん」
「地酒にしよかな〜」
「真澄ください〜」
「私、上善如水(じょうぜんみずのごとし)」
「青谷の梅酒、ロックで!」
「私、こっちの梅酒。ロックで」

「へしこってご飯欲しくなる味やなぁ」
「塩分多いからなぁ」
「これほんのすこしで日本酒2杯はいけるよなぁ」
「でも、もっと糠がついたまま焼いてほしかったな〜」
「でも、美味いな」

「上善如水ってほんとに水みたいやあ」
「味が薄く感じるわぁ」
「真澄って久々に飲んだけど、やっぱおいしいなぁ」
「おいしいよね〜」
「真澄のあらばしりは最高やで〜」
「私も真澄にするよ」
「真澄ください〜」

「なぁ、『ほや』食べたことある?」
「うん、あるある!あれはまずいよ」
「生で食べたん?」
「うん。刺身で食べたけど、鉛筆の芯みたいな味やった」
「俺も嫌いやねんけどな、あれって火ぃ通したらもっとまずいねん」
「うわ、最悪やな〜」

「ここ、馬刺し美味しいよ。頼む?」
「えぇ〜、馬は食べられへんわ」
「馬刺し嫌いなん?」
「いや、大好きやけど・・・」
「来週は有馬記念やで」
「サラブレッドとちがうやん!食べよ」

「おいしい〜♪」

「お客様ラストオーダーですが、ご注文は?」

「もうおなかいっぱいやなぁ、もういいなぁ」
「そうやな〜、じゃあ真澄ください」
「あ私も。真澄ふたつ〜」
「今日はこのへんでかんべんしといたろか」


久々に真澄が美味しい夜、私らにしては珍しく締めの炭水化物もオーダーせず、いかにも「お酒のつまみ」みたいなメニューばっかりをアテに、楽しくほっこりとした忘年会これにて終了。

ただの酔っ払いやん。
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