誰がトラやねん

まだ今年いちども中日に勝っていない、というコンプレックスはあったものの、交流戦やらいろいろあったし、長い間対戦してなかったから、中日のほんとうの強さを忘れかけていた。
･･･と自分に言い聞かせながら（笑）ほんとは不安でしょうがなかった久々の中日戦を迎える。

今年もうすでに２桁勝利を挙げている中日の先発・川上、今日に限っていえばいつもの川上ではなく、阪神にとって「いい人」。球が打ち頃の高めに来るし、いつもの粘っこさがなかったように感じた。お得意のカットボールもいい具合に打たせてもらって、阪神ファンはみんなご満悦。

もしかしたら長い間トンネルに入っていた打線もそろそろ目覚めたかもしれない。まんべんなく連打、そしてやっとタイムリーが出始めた。効果的なところでの中押し点も出たし、６回には本人はもちろん、チーム全員が嬉しそうにお出迎えした町田のホームランでチームの雰囲気もかなりいいように感じた。

こちらの先発・下柳は毎回のようにヒットと四球でランナーを背負い、危なっかしい前半だったが、矢野のリードを全面的に信頼し、投げていくことで徐々に調子を上げていった。憶測以外の何でもないが、下柳と矢野の信頼関係は相当深いと見た。

今日の試合は気持ちでの１勝。緊迫感の「気持ち」ではなくて、いい具合に「余裕」があった。勝負なのにほのぼの感があった。いい１勝。
この気持ちを引きずって明日も頼みますよ〜〜。